女優・山口まゆ、14歳から次々と話題作に出演。デビュー作で憧れだった吉瀬美智子の娘役に「失敗してもずっと付き合ってくれて」
※山口まゆプロフィル 2000年11月20日生まれ。東京都出身。『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)、『未来への10カウント』(テレビ朝日系)、『女神の教室~リーガル青春白書~』(フジテレビ系)、映画『僕に、会いたかった』(錦織良成監督)、映画『太陽の家』(権野元監督)、映画『下忍 赤い影』(山口義高監督)、映画『軍艦少年』(Yuki Saito監督)に出演。2024年3月16日(土)に主演映画『ブルーイマジン』の公開が控えている。
「もう一回やりたい!」という思いに
子役事務所を辞めて楽しく中学生活を送っていた山口さんだったが、演技のことが忘れられず、しだいに「もう一回やりたい!」と思うようになったという。 「中学1年生のときって多感で、友だちにすごく感化されたりとかいろいろあったんですけど、その中でもやっぱりドラマを見るのが好きで。離れてみるとやりたくなって。 『もう一回やりたいな』という思いが強くなったときに、母が気づいて『De☆View』という雑誌の読者限定誌上オーディションに応募してくれて、運良く合格して」 ――いろんな事務所から声をかけられたそうですね。 「そうですね。子役のときに家の近所で『ハガネの女』(テレビ朝日系)というドラマの撮影をしていて、エキストラで3、4回出たことがあったのですが、ドラマとして『ハガネの女』が大好きだったんです。 そのときに間近で見ていたのが、主演の吉瀬(美智子)さんで大好きだったんです。それで、吉瀬さんがいる今の事務所のフラームに決めました。それが2014年で、14歳のときでした」 山口さんは、それからすぐに『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』で吉瀬さんの娘役でデビューすることに。このドラマは、平日の昼間に夫以外の別の男性と恋に落ちる主婦のことを指す造語“平日昼顔妻”をテーマにした不倫を描いたもの。 山口さんは、ヒロインの紗和(上戸彩)が暮らす街に越してきたセレブ妻で、平日の午後3時から5時は、夫以外の相手とアバンチュールを楽しむ“平日昼顔妻”である母親(吉瀬美智子)に激しい怒りを抱えている娘・真菜を演じた。 「オーディションに受かって、一緒にやらせていただきました。不倫している母親に怒り狂わなきゃいけないシーンがあったんですけど、初めてのドラマだったので緊張しすぎちゃって20テイク以上吉瀬さんを付き合わせてしまったときがあって。 最後にコップを投げつけるところでは、コップを割っちゃって…(笑)。でも、それで何とかOKになりましたけど、本当に申し訳なくてすごくつらかったです。 何回もNGを出してしまって、『やばい、やばい、やばい!』と思いながらやっていたのですが、焦ると余計ドツボにハマッていく感じで。スタッフの皆さんの顔色も気になるし、『やばい、みんな疲れているぞ。どうしよう?』と思いながらやっていました」 ――怒られました? 「怒られはしませんでしたけど、『もう1回、もう1回』の繰り返しでしたね。吉瀬さんもずっと見守って付き合ってくれて、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした」