観光客増加に対応 札幌市が「手ぶら観光」推進へ実証実験
道内を訪れる観光客の数が増加するなか、札幌市は、「手ぶら観光」を推進する取り組みを新たに始めます。 昨年度、札幌を訪れた観光客はおよそ1450万人と、コロナ禍前の水準に戻りつつあり、今後、さらに海外客の増加が見込まれています。そこで札幌市は観光客の満足度を高めつつ、交通機関や観光地の混雑緩和にもつなげる狙いで、2つの実証実験を始めます。 1つは定山渓地区にある22の宿泊施設と市内中心部2カ所を結ぶ荷物の当日配送です。料金は1個につき550円で、定山渓からは予約が必要となります。もう1つが荷物の一時預かりです。地下鉄大通駅とJR札幌駅内にある観光案内所の2カ所で対応します。料金は1個につき1000円です。市は今回の結果を見て来年度以降の内容を検討する方針です。