16歳の園部八奏、決勝でイギリス選手に敗れ惜しくも準優勝。日本人女子55年ぶりの快挙ならず[全米オープンジュニア]【テニス】
園部八奏、決勝でイギリス選手に敗れ準優勝
現地9月7日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)ジュニア部門の女子シングルス決勝が行われ、第7シードの園部八奏(与野テニスクラブ/ITFジュニア世界ランク10位)は、ミカ・ストイサビレビッチ(イギリス/女子同33位)に4-6、4-6のストレートで敗れ、日本人女子として同種目において55年ぶりのグランドスラム日本人女子の優勝とはならなかった。 【動画】日本女子14年ぶりに決勝に進んだ園部八奏は惜しくも準優勝!マッチハイライト 2022年からアメリカのIMGテニスアカデミーで腕を磨く16歳の園部は、今年の全仏オープンとウィンブルドンでのベスト16が最高成績。第7シードとして臨んだ今大会では順調に勝ち上がり、準決勝では第8シードのミンジー・シュー(イギリス/同14位)を下して、日本人女子としては2010年の石津幸恵以来、14年ぶりにグランドスラムジュニア決勝に進んだ。 1969年に全仏オープンとウィンブルドンを制した沢松和子以来、55年ぶりのタイトル獲得を狙う園部は、決勝でノーシードから勝ち上がってきたストイサビレビッチと対戦。昨年のウィンブルドン、全米オープンで逆転負けを喫しており、1年ぶりの再戦となった。 試合序盤、互いにショットの精度を欠いて勢いに乗れず、1度ずつブレークする。園部は鋭いストロークを武器に、積極的な攻撃を見せるがリードを奪えない。徐々にリズムを取り戻したストイサビレビッチに第7ゲームでブレークを許して、そのまま4-6でセットを失う。 第2セットでも第1ゲームでストイサビレビッチの角度のあるリターンが決まり、ピンチを守ることができずにブレークされてしまう。追いかける展開となった園部は、その後はサービスキープを続けたものの、的確にコースを突いてくるストイサビレビッチのサーブを破ることができずに4-6。初めてのグランドスラムジュニア決勝は準優勝となった。
Tennis Classic 編集部