FANTASTICS佐藤大樹・中島颯太・瀬口黎弥が“逃げずに耐え切った”こと「〇〇は、より良いパフォーマンスに欠かせません!」
フジテレビの大人気番組「逃走中」シリーズが映画化され、7月19日に公開される。2004年の初回放送から20周年を迎える同番組は『逃走中 THE MOVIE』として、また新たな魅力を打ち出す。 【全ての写真】FANTASTICS中島颯太・佐藤大樹・瀬口黎弥の撮り下ろしカット(全14枚) その彩りに華を添えるのが、メインキャストの6人だ。ダンスボーカルグループ・FANTASTICSからは佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥が、そしてJO1からは川西拓実、木全翔也、金城碧海が出演。 本インタビューではFANTASTICSの3人に、自身が演じた役柄について、撮影時のエピソード、そして「これまで逃げずに耐え切ったこと」をテーマに話を聞いた。
自身と通ずるところがあった、それぞれの役柄
ーー本作『逃走中 THE MOVIE』は、元陸上部の仲間たち6人が『逃走中』で再会するところから物語がスタートします。佐藤さんが演じられているのは、突然いなくなってしまった元陸上部のエース・寺島譲司。彼だけはほかの5人と距離を置いている、ミステリアスなキャラクターですね。 佐藤大樹(以下、佐藤) 譲司は、とある悩みを抱えていて、それを仲間に相談せず姿を消してしまうんです。心のなかに秘めていることを最後まで口に出さない譲司の性格は、自分と似ているところがあるな、と思いました。僕もあんまり、人に悩みを相談しないタイプです。 ーーFANTASTICSのほかのメンバーにも、あまり相談しないですか? 佐藤 しないですね。なかなか同業者にはしないかも。違う仕事をしている友人とか、親に相談することは、たまにあります。 中島颯太 (以下、中島) え、あるんですね、意外! 佐藤 めちゃくちゃ小さいことで言うと、最近すっごく引越しをしたくて、久々に親に相談したの。「こっちの物件とこっちの物件、どっちがいいと思う?」って。 中島 大樹くん、親御さんとそういう話をしているイメージなかったなあ。 ーー中島さんが演じられているのは、冷静沈着で頭の良い、名門大学の数学科に通う大澤瑛次郎です。ご自身と似ているな、と思われるところはありますか? 中島 瑛次郎は、元陸上部仲間の6人のなかでは、すごく勉強を頑張っているんです。僕も学生のころしっかり勉強していたので、そこが似ていると思います。あと、彼の内に秘める優しさや後悔を抱えている部分を表現できるように意識しました。 瀬口黎弥(以下、瀬口) グッとくるシーンもあるよね。 中島 瑛次郎が、自分の弱さに向き合って、とある決断を下したシーンがあるんです。観てくださる方に、自分の後悔から逃げずに葛藤に向き合うきっかけにしてほしいシーンです。 ーー瀬口さんが演じられているのは、いつも明るく元気で思いやりのある、元陸上部のムードメーカー・西園寺陸です。 瀬口 彼はほんとうに素直でまっすぐで天真爛漫で、演じながら「自分みたいだな」って思う部分が多かったですね。人を疑ったり、裏切ったりせず、仲間のために尽くすタイプ。 佐藤 陸がいるだけで、6人の空気感が変わるよね。 瀬口 学生のころサッカー部に入っていたので、当時のことを思い出しました。なんていうか、青春の気持ちを思い出させてくれるような。たとえ試合に出られなくても、ベンチから仲間たちに声をかけてチームの士気を上げるような存在は大切だと今でも思うので、陸の立ち振る舞いには共感できるところがたくさんありましたね。