J1と海外クラブ必見!? J2からステップアップ濃厚な選手(8)大怪我は負ったが…。才能は間違いない21歳
2024明治安田J2リーグのレギュラーシーズンが幕を閉じた。各クラブが激しいバトルを繰り広げる中、才能を開花させて輝いた選手も多くいた。今回は、J2で飛躍を遂げた選手たちから、J1や海外クラブに推薦したい逸材を厳選して紹介する。※スタッツは『transfermarkt』、各データは『jleague.co』を参照。
FW:河野孝汰(かわの・こうた) 生年月日:2003年8月12日(21歳) 所属クラブ:レノファ山口FC 2024リーグ戦成績:32試合8得点0アシスト レノファ山口FCの生え抜きである河野孝汰は、2019年にトップチームに2種登録され、翌2020年7月のV・ファーレン長崎戦で16歳11カ月17日という若さで初得点を記録し、J2史上最年少得点記録を更新した。 2023シーズンはレギュラーに定着し、リーグ戦34試合で5得点1アシストと安定した活躍を見せると、今シーズンはベテランの山瀬功治とともに主将を務め、チームをけん引するひとりとなった。 開幕戦からキャプテンマークを腕に巻いた河野は、第10節のザスパ群馬戦で2得点を挙げるなど活躍。第23節の鹿児島ユナイテッドFC戦では強烈な左足のミドルシュートを決めてファンを熱狂させた。 この鹿児島戦から8試合で4得点を記録してさらに存在感を高め、7月の明治安田J2リーグの月間ヤングプレーヤー賞も受賞した。 しかし、成長著しい河野に試練が訪れる。9月21日の第32節ジェフユナイテッド市原・千葉戦で負傷し、左膝前十字靭帯断裂、内側側副靭帯損傷、外側半月板断裂という大ケガを負った。クラブの発表によれば、8カ月程度の離脱が見込まれており、長期のリハビリが必要となる。 このため、今オフの移籍は現実的ではないものの、今シーズンの活躍によって多くのクラブからの関心を集めていた若手であることは間違いない。ピッチに戻るその日を、多くのファンが待ち望んでいる。
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