圧力をかける?かけない?自分が美味しいと思えるご飯を炊ける炊飯器の賢い選び方
【趣味な大人のベストバイギア】
美味しいおかずを作ったら、日本人ならやっぱり欲しくなるのが炊きたてで美味しいご飯。炊飯器メーカーそれぞれのこだわりや得意な点を知れば、好みの食感や炊き加減を味わえる炊飯器に出会える近道になるはず! 【各アイテムを詳しく見る】 美味しいご飯といっても、その硬さや弾力、甘みとうまみの強さや加減など好みはまさに十人十色。自分が美味しい思える理想的な炊飯器選びのコツを家電プロレビュアーの石井さんに聞いた。 「大きく分けると圧力をかけるタイプとかけないタイプがありますが、もちもちで甘味が強い圧力をかけているタイプが流行りではあるかなという印象です。ただ、圧力をかけていないタイプはちょっと固めのシャッキリタイプになっていて、お米が持つ本来の香りや風味などが出やすいので、お米そのものや品種にこだわっている人はそちらを選ぶのがオススメですね。またおこげが好きなら土鍋タイプのものや、おこげモードが搭載されているものも良いと思いますよ」 また、価格による炊きあがりの違いや狙い目の価格帯についても聞いた。 「高級モデルに関しては、どれも普通のお米であってもある程度まで美味しさを引き上げてくれます。10万円クラスのものであれば基本どれを選んでも失敗はないはず。ただ、製品ごとに炊き方に個性があるので、高級モデルが必ずしも自分の好みにマッチするかと言われれば、そうではないです。メーカーごとのこだわりにも注目して選んでみてください」 【教えてくれた人】 家電プロレビュアー/石井和美さん さまざまな家電を主婦目線で実際に使いながらレビューするための「家電ラボ」を開設しているライター&コメンテーター。多くの媒体で情報発信をしている
■独自の対流がお米本来のおいしさを引き出す
象印マホービン 「炎舞炊き NW-PV10」(実勢価格:9万6580円前後) 【口に含んだときの香りや甘み、弾力がしっかりと感じられて、お米好きにはたまりません。炊飯後に食感を評価することで好みの食感になっていく「わが家炊き」は合理的で良い機能ですね(石井さん)】 炊きムラがなくふっくらおいしいお米が炊ける秘密は独立した4つのヒーター。このヒーターがローテーションしながら対角線上に加熱することで、かまどで炊いているような自然で激しい対流を生み出す。81通りの炊き方があり、日々理想のお米に近づく機能が個性的。