<岡田准一>主演&プロデューサー&アクションプランナーを務める“侍バトルロワイヤル” 今村翔吾原作「イクサガミ」がNetflixシリーズで実写化
俳優の岡田准一さんが、主演とプロデューサー、アクションプランナーを務めるNetflixシリーズ「イクサガミ」が制作されることが4月19日、明らかになった。直木賞作家・今村翔吾さんの侍バトルロワイヤル小説「イクサガミ」シリーズの実写版で、「最後まで行く」(2023年)で岡田さんとタッグを組んだ藤井道人さんが監督を務める。完成後、世界配信される。 【写真特集】“超ド級”侍バトルロワイヤルが実写化 岡田准一が主演&プロデューサー$アクションプランナー!
「イクサガミ」は、武士の時代が終焉を迎えた明治が舞台。実写版では、明治11年、深夜の京都・天龍寺に莫大な賞金を得る機会を与えられた腕に覚えのある志士たち292人が集まる。告げられたのは、各自に配られた木札を奪い合い、東京にたどり着いたものに賞金が与えられるゲームのルール。主人公の嵯峨愁二郎(岡田さん)は、妻と子を病から救うためゲームへの参加を決意して……と展開する。
実写版制作にあたって、岡田さん、藤井監督、原作の今村さんがクロストークを行い、かつてない挑戦への熱い思いを語り合った。
<企画の成り立ち>
――Netflixの高橋信一さんから、岡田准一さんにプロデューサー&主演オファーが届いたのが始まりだったと伺いました。
岡田准一さん:高橋さんにお声がけいただいたとき、ちょうど僕は役者のキャリアの中で時代劇を軸に据えるパートに入っていて「日本、そして世界でもヒットする時代劇をどう作るか」を考えていました。時代劇にはアクションや人間ドラマ、社会性ほかエンターテインメント要素が豊富にあるため、もっとうまくできるのではと僕個人は感じています。今村先生の小説は時代モノの核を大切にしながらも攻めていくエンタメ性があり、いまの人々も楽しめる作りになっているのが好きで読ませていただいていたため、(映像化に対して)非常に興味を持ちました。
そして、自分がプロデューサーとして入るうえで「日本でも世界でも売れる時代劇を若い世代で作る」を目標に掲げました。では、誰に撮っていただくか。僕は藤井道人監督以外は考えられませんでした。「最後まで行く」(2023年)でご一緒した際、芝居を大切にしながらエンタメ性を追求する素晴らしい才能に感銘を受けたのです。正直、「藤井監督が受けてくれなかったら僕は降ります」という思いでアタックしました。