「きラット輝く年に」通天閣で干支の引き継ぎ式
「きラット輝く年に」通天閣で干支の引き継ぎ式
大阪市浪速区の通天閣で27日、年の瀬恒例の「干支(えと)の引き継ぎ式」が行われた。今年の干支の亥(イノシシ)と、来年の干支の子(ネズミ)が対面し、ひと足早いバトンタッチを行った。 【中継】通天閣 干支の引継ぎ式2019
1956年から行われている恒例の縁起行事
この引き継ぎ式は、現在の2代目・通天閣が完成した1956年から大阪府市民の幸福と繁栄を願う恒例の縁起行事で、本物の動物同士が世相をテーマに対面・対談、この一年の反省と来年の抱負を談話発表で語り合い、引き継ぐ形となっている。 今年は香川県の「しろとり動物園」から「亥」はイノシシのうーちゃん、「子」はカピバラのナッツが参加し、名物であるダジャレを用いた口上が披露された。
「亥」の口上「猪ー亥い年(超いい年)とはいきませんでした」
「亥」の口上には、通天閣観光の西上雅章会長(69)が登場。「今年は令和元年!ラグビーワールドカップでは日本代表が日本・アジアラグビー史上初の8強進出を遂げ、猪突猛進、日本をウリ込む華々しい年になった一方で、あおり運転、暴走事故の多発を見ると、亥い訳ばかりで猪っと妄信(猪突猛進)の発言が多く、 猪ー亥い年(超いい年)とはいきませんでした」と述べた。
「子」の口上「きラット輝く年にしましょう」
一方「子」の口上には、国立文楽劇場から、来年1月に80年ぶりの名跡「竹本 錣太夫」の6代目を襲名する、人形浄瑠璃文楽座・太夫、竹本 津駒太夫が登場。 「来年は、東京オリンピック・パラリンピックがございます!是非、きラット輝く年にしましょう!我々も夢チュー(夢中)で応援頑張りマウス。ねずみに水な(寝耳に水な)明るいニュースが生まれる年になりますように。皆さま健康にチュー意(注意)して ハッピー チュー イヤー!!」と述べ、集まった来場者らを沸かせていた。