【知ってた?】車庫証明シールが廃止へ 警察のシステム進化、違法駐車減少で決定
保管場所標章が廃止される理由
保管場所標章の廃止が決定したのは、警察のチェックシステムの改善が主な理由です。また、違法駐車が減少したことも理由の一つと考えられています。 ▽理由(1)警察のチェックシステムの改善 警察が路上駐車されている車両を発見した場合、かつては保管場所標章から所有者などの照会を行う必要がありました。 しかし2023年初頭には、車両の保管場所情報に関するデータベースの整備が完了。現在はナンバープレートの情報だけで保管場所情報の確認が可能であり、保管場所標章が不要になりました。 ▽理由(2)違法駐車の減少 違法駐車の件数は、年々減少傾向にあります。都市部を中心とした駐車場の整備や、駐車監視員の導入が一定の効果を発揮していると考えられます。
廃止による消費者のメリット
保管場所標章の廃止は、以下のように消費者にもメリットがあります。 ・発行手数料(500円)が不要になる ・貼る/剥がす手間がなくなる ・シールの跡が残ることもなくなる 保管場所標章の廃止で、消費者はわずかながらも経済的負担を抑えられます。また、引越しなどで保管場所標章を貼りかえる際、跡が残るとショックな人が多いでしょう。廃止されれば、そういった心配もありません。
保管場所標章の剥がし方
引越しなどで保管場所標章を貼りかえる、あるいは改正法施行となった際に向けて、保管場所標章をキレイに剥がす方法を解説します。 ▽用意するもの 保管場所標章をキレイに剥がすためには、以下のものを準備しましょう。 ・霧吹き(水を入れておく) ・スクレーパー ・シール剥がし剤 ・ウエスまたはペーパータオル スクレーパーとは、へら状の刃がついた工具です。ホームセンターなどで、シール剥がし剤とともに買うと良いでしょう。シール剥がし剤は、容量の小さいものなら100円ショップでも購入できます。 ▽剥がし方の手順 剥がし方の手順は、以下の通りです。 ・霧吹きでシール全体に水をかける ・端からスクレーパーを差し込み、指も使ってシールを剥がす ・紙部分が残っていたら、手順1と2の方法で剥がす ・糊部分だけになったら、水分をふき取る ・糊部分にシール剥がし剤を吹きかける ・ウエスやペーパータオルで糊をふき取る 作業前にシールを濡らすのは、少しでもシールを柔らかくし、ガラス面を傷つけないようにするためです。絶対必要とは言いませんが、キレイに剥がしたいのであれば準備しましょう。