うらやましすぎる充実の毎日… 約9カ月間のワールドクルーズ、船上での日々を発信してフォロワー数1500倍に
274日間をかけて船で世界一周を楽しむ。そんな“世界最長のクルーズ”と呼ばれる「アルティメット・ワールド・クルーズ」が始まった。およそ9カ月もの船の旅は、どんな毎日が待っているのだろう? 【動画多数】プール、図書館、ジム、テニスコートまで… 理想の暮らしを実現するワールドクルーズでの日々 早速、そんな日々の様子をTikTokで紹介し、たった2週間でフォロワー数が100人から15万人まで増加した“新入りのインフルエンサー”の生活を紹介しよう。
274日間で60か国以上をめぐる旅
「アルティメット・ワールド・クルーズ」は、世界最大規模のクルーズ会社、ロイヤル・カリビアンが企画したものだ。12月10日に米マイアミを出港し、274日間をかけて南極大陸、中国、オマーン、スペイン、メキシコなど世界60カ国以上に寄港する。ロイヤル・カリビアンのウェブサイトによると、このツアーの代金は5万3999ドル(約780万円)から。アメリカの平均給与5万9428ドルとほぼ同じ金額がかかるという。
フォロワー数が1500倍に急増!
そんなツアーには、いったいどんな人が乗り、どんな毎日が待っているのだろうか。乗客650名のうちのひとり、アンジー・リンダーマンは、船上での日々をTikTokに投稿し、クルーズ前には100人しかいなかったフォロワー数が、わずか2週間で15万人まで急増している。 アンジーは母を乳がんで亡くしており、自身も乳がんや卵巣がんにかかるリスクが高いといわれるBRCA2遺伝子変異を受け継いでいる。2023年には予防的乳房切除をした。自身のがんリスクを受け、「“いつか”はやって来ないかもしれないから、やりたいことは“いま”するべきだと思った」と話しており、この船による世界一周の旅に参加することを決意したそうだ。
旅の目的はコミュニティを見つけること
兄家族5人とともにこの船に搭乗しているアンジーは、この旅を「ハイブリッド一人旅」と呼んでいる。ひとりで過ごす気楽さと家族との時間、両方を楽しめるようだ。 そして彼女が、これほどの長期間にわたる船の旅を選んだ理由のひとつは、コミュニティを見つけることだという。「7日間や10日間のクルーズとは違い、ここでは友だちができて、人とのつながりが生まれる」と語っており、すでに同じように一人旅する人とも出会い、共通する趣味のグループの会合などにも出ているそうだ。 また宿泊しているクルーズの部屋には、身の回りのあらゆるものを整えており、まさに“彼女の家”となっているようだ。以前からフリーランスとしてリモートワークしていたそうで、朝はジムに行き、船で移動している日は仕事をしており、「私は9カ月のバケーションとは思っていない。これは私の人生なの」と話している。 そんな彼女のTikTokには、「私もいつか乗りたい」「よい旅を楽しんで」などと好意的なコメントがあふれている。
文:佐藤まきこ