【MLB】パイレーツがブルペン補強 左腕ファーガソンと1年300万ドルで合意 先発転向の可能性も
今オフ、パイレーツはブルペンの補強を目指し、特に左腕の獲得が急務となっていたが、その補強を実現させた。日本時間1月10日、米公式サイト「MLB.com」でパイレーツを担当するアレックス・スタンプ記者が関係者から得た情報によると、パイレーツはアストロズからFAとなっていた救援左腕ケイレブ・ファーガソンと1年300万ドルの契約を結ぶことで合意。ただし、先発に挑戦させるプランもあるようだ。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在28歳のファーガソンは2018年にドジャースでメジャーデビュー。短縮シーズンとなった2020年は21試合に登板して防御率2.89をマークし、ポストシーズンでも好投してワールドシリーズ制覇に貢献した。翌2021年はトミー・ジョン手術で全休したが、2022年は37試合で防御率1.82と復活。2023年は自己最多の68試合に登板して17ホールドを挙げ、昨年2月のトレードでヤンキースへ移籍した。 昨季はヤンキースで42試合に登板し、防御率5.13と安定感を欠いていたが、7月末のトレードでアストロズへ移籍したあとは20試合で防御率3.86とやや復調。2球団合計で62試合に登板して54回1/3を投げ、1勝4敗1セーブ、11ホールド、防御率4.64、67奪三振を記録した。2年連続60試合以上、2シーズン合計で130試合に登板しており、リリーバーとしての実績は十分だ。 しかし、パイレーツはスプリング・トレーニングでファーガソンに先発転向に挑戦させるプランを持っているという。パイレーツの先発陣にはポール・スキーンズ、ミッチ・ケラー、ジャレッド・ジョーンズという三本柱がおり、トミー・ジョン手術から戻ってくるヨハン・オビエドのほか、ババ・チャンドラー、ブラクストン・アッシュクラフト、トーマス・ハリントンといった若手有望株も控えているが、パイレーツ首脳陣はファーガソンの起用法を広げる可能性を探りたいようだ。最終的にはブルペンに落ち着く可能性が高いと思われるが、先発挑戦の行方にも注目したい。