現役引退後コカイン中毒に…元リヴァプールMFが告白「なしでは何もできないと思うほど」
現役時代にリヴァプールなどで活躍したダニー・マーフィー氏は、選手生活終了後にコカイン中毒で苦しんでいたことを告白した。『ESPN』が伝えた。 現役時代、クルー・アレクサンドラFCでキャリアをスタートさせたマーフィー氏は、その後リヴァプールやチャールトン、トッテナム、フラム、ブラックバーンでプレー。2001年のリヴァプール在籍時にはFAカップやUEFAカップ制覇に貢献し、イングランド代表としても9試合のキャップ数を誇っている。 そんなマーフィー氏だが、2013年に現役を引退。現在は『ESPN』のブロードキャスターとして働いているが、ベン・ヒース氏のポッドキャストに出演した際に「フットボールがないと問題は大きくなる」と語り、引退後の難しさを告白した。 「フットボールをプレーしていると、アドレナリンやドーパミン、これらすべてのものが前向きでエネルギッシュな状態に保ってくれるからね」 「コカインをやっていた時期もあったし、マリファナも吸っていた。酒はなくても生きていける。アルコール依存症ではなかった。お酒がある家で座っていても飲まなかった」 「だが、しばらくはコカイン中毒だった。コカインなしでは何もできないと思うほどだった。それはナンセンスで、もちろんできるんだけどね。最初のうちは週に1回~2回、3日目も余分にやって、なんとかやっていた。最終的にはそれが積み重なって、自分をぐいっと掴んでいくんだ」 マーフィー氏は「絶望の淵に立たされたこともある。今はもっと多くの助けがあるが、安全なシステムを手に入れることはできない」と語り、サッカー選手に対するキャリア後のアドバイスが進歩したとはいえ、引退後のメンタルケアは依然として問題であると警告している。