【チェ・ジウさんインタビュー】子育てと仕事、二兎を追いながら自分自身の新しい姿を見せていきたい
母親役を演じるのは、至極正常な流れだと思っているんです
――『ニューノーマル』は、大きな転機を経た「新しい形の生活」という意味ですが、チェ・ジウさんにとっては結婚・出産を経た今が「ニューノーマル」なのではないかと思います。Instagramでもお子さんの様子を紹介していますね。子育てと仕事を両立するために心がけていること、そのなかで幸せを感じていることについて教えてください。 子どもはいま、4歳になりました。どんどん大きくなっていく様子を見るのが、最近の一番の幸せです。もっと小さかった時には今以上に母親が必要だったため、育児に比重を置いていたけれど、言葉も話せる年齢になったので、母としてそして家庭でのわたしの役割プラス仕事のバランスをうまく取れるように努力をしています。これからも二兎を追いながら、自分自身の新しい姿を見せていきたいです。 ――日本のドラマ『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)にも出演し、母親役を演じて話題になっています。韓国ドラマ『流れ星』でもキム・ヨンデさんの母親の役でした。母親役が増えてきたことについて、どう感じていますか。また、今後挑戦したい役についても教えてください。 母親役を演じるのは、わたしは至極正常な流れだと思っているんです。自分自身、いま育児をしていますし、感情の幅が広がったような気がしています。俳優としては、いろいろな気持ちを感じることができるのは長所になるので、これからも役柄にこだわらずにやっていきたいです。もちろん母親役も今はできますし、自然の流れに身を任せてそれを受け入れる準備もできているんですね。 『ブラックペアン シーズン2』では、7月に東京で舞台挨拶に参加して、久しぶりに日本の皆さんとお会いしました。わたしのことを温かく迎えてくださるだろうか……と思っていたのですが、本当に歓迎していただき、とてもうれしかったです。韓国では出産を経ても休まずにずっと活動してきましたが、日本では久しぶりに公式にごあいさつをする機会だったから、心配もありました。日本の皆さんといえば、『冬のソナタ』のユジンの初々しい姿を記憶されていると思います。もうあれから20年も経って、わたしも年を重ねたので……。でも、本当に優しく迎えてくださったので、感謝しています。 ――日本では『冬のソナタ』の放送を機に韓流ブームが起き、去年は「韓流20周年」として、日本各地でイベントが行われました。現在は韓国でも日本文化が注目されたり、日韓の文化交流もあったり、流行ではなくそれぞれのカルチャーをお互いに楽しむような状況になりました。韓流ブームのまさに主人公でいらっしゃったチェ・ジウさんは、この20年間の流れや現在の状況をどのようにご覧になっていますか。 『冬のソナタ』を通じて、想像もできないほどの大きな愛をいただきました。もちろん、それ以前からKコンテンツに対する関心はあったと思いますが、より関心を持つきっかけになったのが『冬のソナタ』でしたので、わたしとしてはこれぐらい、これぐらい(と両手で小さな円を作ってみせる)の寄与ができたとすれば、自負心も感じますし、意義深いことです。そして、いまは素敵なカッコいい後輩たちがたくさん出てきて、さらに活性化させて大きな役割を担ってくれています。そんな後輩たちに対しても、誇らしい気持ちでいっぱいです。