F2サウジアラビア・レース1、宮田莉朋はレースペースを欠き14位…フェシュフォーが今季初優勝|F2
現地時間8日、F2の第2ラウンド、サウジアラビアのレース1(スプリントレース)が行われた。 【動画】2005年生まれ18歳ベアマンがサインツの代役…ベアマンが生まれた日、24歳年上アロンソはスペインGPで2位だった 今回、予選でトップだったオリヴァー・ベアマンが、虫垂炎で離脱となったカルロス・サインツの代役を務めるため、F1でのFP3からフェラーリを駆ることに。これで規定上、F2での走行ができなくなってしまった。レース1、2ともにベアマンのグリッドは繰り上がりになっている。 スプリントレースがブラックアウトとなり、スタートできないマシンも。また、ターン1ではパーツが飛ぶなど、接触も起こった。これでレース1はすぐさまセーフティーカーとなっている。 トップはポール・アーロン、以下リチャード・フェシュフォー、イザック・アジャ、デニス・ハウガー、クッシュ・マイニというトップ5の並びになった。18番手スタートの宮田莉朋はこれで16番手となり、SCの隊列に加わっている。 セーフティーカーエンドとなり、5/20周目からローリングスタートで再開となった。すると今度は10周目のターン2で、アマウリー・コルディールがマシンストップ。トラック上での停止ということもあり、レースは再度セーフティーカー導入となった。 12/20周目から再開となり、フェシュフォーがレースを先導。2番手アーロン、3番手ハウガーという並びになった。後方15番手スタートだったゼイン・マローニは残り9周時点で6番手まで大幅ジャンプアップしている。 一方でマローニの僚友、ロダン宮田莉朋はペースが伸びず、2度目のSC明け後は次々にオーバーテイクを許し、19台中19番手までポジションを下げてしまった。 トップのフェシュフォーが逃げ、その後ろではアーロンとハウガーがやり合う。18/20周目のターン1でハウガーが2番手に浮上した。 結局レースはフェシュフォーがそのまま逃げ切り、今季F2初優勝を飾った。2位ハウガー、3位アーロンまでが表彰台に上がっている。 4位エンツォ・フィッティパルディ、5位マローニ、6位ジャック・クロフォード、7位アンドレア・キミ・アントネッリ、8位ジュアン・マヌエル・コレアまでがポイントを手にしている。 後方でレースを進めた宮田は終盤に入り徐々にレースペースを取り戻していき、ラファエル・ビジャゴメスをパスしたあと、ファイナルラップの最終コーナー立ち上がりでテイラー・バーナードに競り掛けて0.023秒差で逆転。14番手でレース1を終えている。 F2サウジアラビア・レース1結果 1/リチャード・フェシュフォー 2/デニス・ハウガー 3/ポール・アーロン 4/エンツォ・フィッティパルディ 5/ゼイン・マローニ 6/ジャック・クロフォード 7/アンドレア・キミ・アントネッリ 8/ジュアン・マヌエル・コレア ・ ・ 14/宮田莉朋
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