戦没者遺児らの団体 遺児26人の経験を集めた手記を編さん 終戦80年目の来年1月完成予定
ABS秋田放送
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戦争で亡くなった人たちの子ども世代・戦没者遺児でつくる県内の団体が、戦争の経験を後世につなぐための手記をまとめています。 26人の遺児の経験を集めたこの手記は、来年1月の完成を目指して編さん作業が大詰めを迎えています。 手記は、戦没者遺児でつくる県内の団体が編さんを進めています。 遺児26人が自らの経験をまとめて寄稿しました。 親を亡くした悲しみや、戦後の苦しい生活などが書きあらわされていて、初めて自身の経験を公表する人もいます。 田口昭益さん 「話すことできなければ記録して活字に残すという、伝えていかなければいけないんで、これはまぁ今後我々の責務だと思ってますね」 手記の見本が出来上がり、13日、戦没者遺児の団体の代表たちが、内容や文章の最後の確認を行いました。 戦没者遺児の平均年齢は、4月時点で83歳になりました。 経験を語り継ぐことが、体力的に難しくなりつつあることも、手記をまとめる理由の1つです。 戦没者遺児の会 伊藤薫 会長 「何か形に残して、後継者に伝えていかなければいけないんだろうと」 「読むことによってね、やっぱりあの、世界の平和と言いましょうか、まず二度とね、戦争をしてはもらいたくない。戦争はね、間違ってもやってはもらいたくないという気持ちになれるのではないかなと」 手記は来年1月に完成する見込みです。 戦没者遺児の団体は、図書館や教育施設などに寄贈して、多くの人に手に取ってもらえるようにすることにしています。
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