「大谷翔平とジャッジが無視された」米誌選定“2024年のスポーツ界で最も影響力のある50人”に米メディア不満「リストを何度見ても、2人の名前は出てこない」
現地9月18日、米誌『Sports Illustrated』が“2024年のスポーツ界で最も影響力のある50人”を発表した。レブロン・ジェームズ(NBAロサンゼルス・レイカーズ)やタイガー・ウッズ(ゴルフ)、パリ五輪で3つの金メダルと1つの銀メダルを獲得したシモーネ・バイルズ(体操)らが選ばれるなか、MLBからは大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)とアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)ではなく、ピッツバーグ・パイレーツの新人投手ポール・スキーンズが唯一選ばれた。 【動画】大谷翔平の48号 & ジャッジの53号アーチをチェック! この人選に物言いをつけたのが、米メディア『EssentiallySports』だった。「ショウヘイ・オオタニとジャッジが無視された。今シーズンの両者はそれぞれ歴史的な活躍をしているにもかかわらず、驚くべきことに『Sports Illustrated』誌の選ぶ50人に名を連ねなかった。レブロン、タイガー、シモーネらは世界的アイコンで、今年のスポーツ界に大きく貢献した。ここにオオタニとジャッジがいないのは奇妙と言わざるをえない。しかもなんとスキーンズがリストアップされている」と、驚きを持って報じた。 「間違いなくオオタニとジャッジは、リスト入りの基準を満たしている。しかしリストを何度見てみても、2人の名前は出てこない。スポーツの歴史を変えようとしているのにだ。オオタニは今年“50ー50”を達成するだろうし、ジャッジも53本塁打と驚異的なシーズンをおくっている」 MLB選手で唯一の選出となったスキーンズについては、「チームが不調のなか、ひとり輝いている。5月のデビュー以来、剛腕の新人投手は10勝3敗、防御率2.07。126イニングの登板で158三振を奪っている。最初の21登板で奪った三振数は野茂英雄、ケリー・ウッドらレジェンドに続いて歴代5位の数字だ。マウンドでの圧倒的な強さは信じられないレベルにあり、『Sports Illustrated』誌が選出したのもうなずける」と評価。それでも、「しかし、なぜオオタニとジャッジがいないのだ?」と、今年のMVP候補2選手がいないリストに、繰り返し不満の声を挙げた。 『Sports Illustrated』誌が選んだ“2024年のスポーツ界で最も影響力のある50人”の主な人物は以下のとおり。 レブロン・ジェームズ(NBAロサンゼルス・レイカーズ) タイガー・ウッズ(ゴルフ) シモーネ・バイルズ(体操) ダン・ハーリー(コネチカット大学・男子バスケットボール部ヘッドコーチ) ボブ・ボウマン(テキサス大学・水泳部ヘッドコーチ) ドーン・ステーリー(サウスカロライナ大学・女子バスケットボール部ヘッドコーチ) ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ監督) トム・ブレイディ(元NFL選手) キャンディス・パーカー(元WNBA選手) リオネル・メッシ(インテル・マイアミ) エマ・ヘイズ(サッカー米国女子代表監督) パトリック・マホームズ(NFLカンザスシティ・チーフス) エンジェル・リース(WNBAシカゴ・スカイ) カルロス・アルカラス(テニス) エイジャ・ウィルソン(WNBAラスベガス・エーシズ) アンソニー・エドワーズ(NBAミネソタ・ティンバーウルブズ) マックス・フェルスタッペン(F1ドライバー) ポール・スキーンズ(MLBピッツバーグ・パイレーツ) スコッティ・シェフラー(ゴルフ) ビクター・ウェンバンヤマ(NBAサンアントニオ・スパーズ) トラビス・ハンター(NCAAコロラド・バッファローズ) コナー・マクデビッド(NHLエドモントン・オイラーズ) ジュード・ベリンガム(レアル・マドリー) アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ) ルイス・ハミルトン(F1ドライバー) ヴィラット・コーリ(クリケット) マイケル・ルービン(Fanatics社CEO) マーク・ウォルター(ロサンゼルス・ドジャース・チェアマン) フロレンティーノ・ペレス(レアル・マドリー会長) ロジャー・グッデル(NFLコミッショナー) アダム・シルバー(NBAコミッショナー) キャシー・エンゲルバート(WNBAコミッショナー) 構成●THE DIGEST編集部
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