旬のさんまに舌鼓 6日まで根室で祭り
14年連続水揚げ日本一の北海道根室産サンマを売り込む「第32回根室さんま祭り」(協賛会主催)が5日、根室港特設会場(本町5)で始まった。 初日のこの日は正午の開幕とあって1箱16匹入り3000円(約2㌔)のサンマ箱売り、「さんまつかみ取り」(150人限定、1000円)、サンマ食べ放題には開場前に長蛇の列ができた。箱売りは一度に複数買い求める来場者が多く、宅配便ブースは発送待ちの箱が山積みとなっていた。 箸とトレイを200円で購入すれば食べ放題という人気の炭火焼きには約110~130㌘のサンマが提供されるとあって、列はいっとき、サンマにたどり着くまで1時間近く待つ混雑ぶりを見せた。 「さんまつかみ取り」の一番乗りは、福岡県北九州市小倉の上村敏雄さん(84)。2年連続の来場で、この日のために車中泊しながら備えていたそうで、午前3時30分に並んだ。「根室のサンマは最高、気候も最高」と笑顔を見せていた。 主催者によると、2日間で提供されるサンマは5・6㌧。6日の箱売り販売とつかみ取り受け付けは午前8時30分から、祭りは午後2時30分に終了する。
釧路新聞