【五月病対策に!自律神経の整え方】やる気がでない、集中できない…心と体の簡単リセット法
ゴールデンウィーク明けの時期は、仕事に行く気が起きない、集中できないなどといった五月病が話題になる時期。やる気の低下やイライラなど、ふとした時に感じるその不調、実は自律神経のバランスが原因かもしれません。 【画像】メンタルヘルスを整えるアイデアまとめ そこで、自律神経研究の第一人者である小林弘幸先生に、自律神経の整え方を教えてもらいました。
自律神経が整う方法6選!今日からできる心と体の簡単リセット
自分の意志ではコントロールできない自律神経。けれど、そのバランスを整えるためのヒントは日常にあふれています! ■自律神経が整う方法①ため息はガマンしない 「ため息をつくと幸せが逃げる」という言葉があるほど、ネガティブな印象のあるため息ですが、自律神経の観点から考えるとむしろ心と体をリセットする素晴らしい自浄作用です。一般的に、ため息が出るシチュエーションは、心配事や悩み事を抱えていたり、根を詰めて作業をしたりしているとき。人はストレスを感じると交感神経が高まり、無意識のうちに呼吸が浅くなります。 そこで「ふぅ~」とゆっくり長く息を吐き出すと、浅くなった呼吸が深くなり、滞っていた血流が促進され、副交感神経の働きを高めてくれます。日常的に実践したいのが、息を吸う時間の倍をかけて吐き出す「1:2の呼吸法」。深くゆっくりとした呼吸には副交感神経の働きを高める効果があります。 ①鼻から3~4秒かけてゆっくり息を吸う。 ②口をすぼめながら、6~8秒かけて、できるだけゆっくり長く息を吐き出す。①→②のプロセスを3分ほど繰り返す。 ■自律神経が整う方法②朝の通勤中&眠る前の30分はスマホから離れる 電車に乗ると、スマートフォンを見ている人が大半です。しかし、朝からスマートフォンを熱心に見ると交感神経の働きが高くなりすぎて一種の興奮状態になり、自律神経のバランスが乱れてしまいます。 また、自律神経を整えるには睡眠の質を高めることが不可欠です。そのためには副交感神経がしっかりと働く「リラクゼーション睡眠」を目指すことが重要。できれば眠る3時間前、最低でも30分前にはスマホを手放す習慣を身につけると、快適な眠りにつくことができます。 ■自律神経が整う方法③眉間にシワを寄せない ストレスフルな時代とはいえ、無意識に眉間にシワを寄せていたり、奥歯を噛み締めていたりしていませんか? 顔をこわばらせていると交感神経が優位になるため血流が悪くなり、呼吸も浅くなって余計に険しい表情になってしまいます。 そんなときは、口角を軽く上げてみましょう。口角を上げることで顔の筋肉の緊張がほぐれ、血液や神経の流れが改善するうえ、口角を上げて笑顔をつくると副交感神経の働きが高まるというデータもあります。