オリックス・岸田新監督が初采配「見ているだけでも疲れた」
みやざきフェニックス・リーグ(オリックス3-6DeNA、20日、SOKKEN)オリックス・岸田護新監督(43)が20日、みやざきフェニックス・リーグのDeNA戦(SOKKEN)で初めて指揮を執った。2戦連続の雨天中止を経て臨んだ記念すべき初陣だったが、黒星。慣れない監督業に少しお疲れ気味だった。 「緊張しましたね。見ているだけでも疲れた」 試合前のメンバー表交換から始まり、審判への選手交代の伝達など初めての経験ばかり。サインはコーチ陣に託し、采配も首脳陣で相談しながら戦ったが、結果は3―6。「うーんって思う場面がいろいろ出た」と悔しがった。 24日のドラフト会議などに備えて試合後に帰阪。多忙を極める中でも「サインの練習もこれからやっていかないと。選手のことも知って、勉強しながら。ホンマ、新米監督過ぎますね」と頭をかいた。2019年に現役引退し、20年から投手コーチ一筋。4年ぶりのBクラス(5位)に沈んだチームの再建へ、奮闘の日々はまだまだ続く。(織原祥平)