「弱い日本株」から脱出できない根本的なネックとは何か
「新しい資本主義の実現」を掲げる岸田文雄首相の「キシダノミクス」は、日本株を浮揚させることができるのか(写真:ブルームバーグ)
インフレ懸念も出ている中、アメリカの株式市場は足元でも好調を維持しており、主要3指数(ダウ平均、S&P500、ナスダック総合)の高値更新基調が続いている。一方、日本株はというと、水をあけられた格好。10月31日に投開票された衆議院議員選挙で、自民党が国会の安定運営につながる絶対安定多数を確保。直近でも財政支出が55兆円余りとなる経済対策が報じられているにもかかわらず、11月の日経平均株価やTOPIXは頭が重い。 なぜ、日本株はアメリカ株高についていけずに、「弱い」といわれる状況から抜け出せないのか。その要因について、auカブコム証券投資情報室マーケットアナリストの山田勉氏に聞いた(取材は11月17日)。
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森田 聡子