高校から変わらぬマッチアップが続く留学生たちが国際経験を積む貴重な機会(大学バスケ・World University Basketball Series 2024)
「相手は上手だったし、スキルもあって身体が強い」ジョエル モンガ
世界大学バスケットボール選手権「World University Basketball Series 2024」(以下WUBS)に出場した昨年のインカレチャンピオン白鷗大学と、今年の関東大学スプリングトーナメントを制した日本体育大学のビッグマンたちは、高校進学とともに海を渡ってやって来た留学生。#25 ジョエル モンガは別府溝部学園から白鷗大学へ。#1 コネ ボウゴウジィ ディット ハメードは帝京長岡高校出身、#23 ムトンボ ジャンピエールも東山高校を卒業後、今は日本体育大学で活躍する。山梨学院大学 #98 スヴェトリシック イゴールのように大学から日本へやって来る選手は極めて希であり、ほとんどの留学生は高校から変わらぬマッチアップが続く。 日本人の有望な選手は、日本代表に選出されることで国際経験を積むことができる。また、毎年のように行われる韓国との定期戦は学生代表として出場するが、留学生は選ばれない。各国の大学生を招くWUBSは、留学生にとって国際経験を積む貴重な機会となる。モンガとジャンピエールに感想を聞けば、「おもしろい」「うれしい」と目を輝かせていた。 モンガはケガにより、コートに立ったのは昨年末のインカレ以来となる。2週間ほど前に復帰したがテスト期間も重なり、十分な練習ができないまま今大会を迎えた。遅れを取り戻すべく、「チームに合わせようとがんばっていますし、今は調子も良いです」と心強い言葉どおり、シドニー大学戦は13点、14リバウンド、3ブロックを記録。 昨年に続き、2度目のWUBSへ出場したモンガは、「いつもは日本で同じチームとばかり試合をしていますが、他の国のチームと対戦できるのは良い経験になります」と歓迎する。シドニー大学の印象について、「相手は上手だったし、スキルもあって身体が強いし、バスケの面でも新しいことを学べる機会になっています」とマッチアップしながら多くのことも吸収できた。
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