かつては北川景子、多部未華子もセーラームーン 25周年の月野うさぎは誰?
北川景子、多部未華子らを輩出した「美少女戦士セーラームーン」
「美少女戦士セーラームーン」といえば、93年から05年、13年から17年まで上演されたミュージカルには木村多江、多部未華子、高橋ユウらが、03年から04年に放送されたテレビドラマには北川景子や泉里香らが出演するなど、多くの人気女優を輩出しているが、夢宮は「そういった作品に携われることはとても名誉なことですし、うれしいです」と笑顔を浮かべる。 その一方で、オーディションを受けた時は“絶対に落ちた”と思ったそうで、「最後のオーディションはワークショップ形式だったのですが、まったく自信がなくて。終わった後、すぐにマネジャーさんに『落ちました』って電話しました」と当時を振り返る。 姉の影響で6歳からクラシックバレエを習い、宝塚歌劇団に憧れてレッスンも受けていたことから踊りに関してはそれなりに自信はあったというが、「歌に関してはすごく苦手意識があって。宝塚が大好きで、学生時代に友達とカラオケに行っても高音の宝塚の曲しか歌ったことがなくて。オーディションのダンス審査のときも、審査員の方に『1回アカペラも聞いてみたい』と言われて歌ったら、『う~ん、1回チェンジしてみようか』と別の受験生の方に振られてしまって…」とはにかむ。 それでも、見事にオーディションに合格し、大きなチャンスを掴んだわけだが、「大学3年生の時に上京して、今の大学に編入して。4年生になる前に今回の出演が決まってホッとするとともに、もっと頑張らなくちゃなと思っています」と作品との出合いに感謝しながら、気を引き締める。
パリ公演の予定も
今回のThe Super Liveは、世界的なダンサーのTAKAHIROが構成・振付・演出を手掛けるとあってダンスを中心としたパフォーマンスに注目が集まるが、「今までにないパフォーマンスショーということもあって必死についていっています。先日、ビジュアル撮影で衣裳を着させて頂いたのですが、強そうな、それでいて守られている感じがして。これからどんどん変わっていくんだなと、本当に自分が変身していくようでうれしいです」と笑顔を浮かべる。 同パフォーマンスショーはフランス・パリ公演も予定されているが、最後に夢宮は「3チームによる公演になるのですが、チームごとの個性もあるし、それぞれに切磋琢磨し合っていて、稽古をしていても本当に楽しいし、ワクワクしています。『美少女戦士セーラームーン』の素晴らしさを世界に向けてさらに発信できるように頑張ります!」と誓った。 (取材・文:三杉武)
■夢宮加菜枝(ゆめみや・かなえ) 1996年10月21日、香川県出身 舞台やCMを中心に活躍し、「“Pretty Guardian Sailor Moon” The Super Live」ではセーラームーン/月野うさぎ役の一人として出演予定。テレビ埼玉の情報番組「マチコミ」では月曜日のリポーターを務める。 「“Pretty Guardian Sailor Moon” The Super Live」東京プレビュー公演、2018年8月31日~9月9日、AiiA 2.5 Theater Tokyoにて