〔vol.83〕【シェーディング】ブラウンより自然! 大注目のグレージュシェード!
リアルな影色を観察してみると、茶色よりもグレージュのほうが近い
今、若者を中心にシェーディング熱が上昇中! メイクの工程としてシェーディングがマストという人が多いんです。しかし、よーく観察してみると、使っているのは私達が「シェーディングといえば」で思い浮かべるようなブラウンではなくて、グレーっぽいものが主流。市場を見ても、黄みや赤みのないグレイッシュなカラーのシェーディングが増えています。 と、いうのも、実際に自分の顔を鏡で見た際、あご下に落ちる影の色は透けグレー。たしかにブラウンみはないのです。 そこで、リアルな影を深めるという目的でグレージュ系のシェーディングカラーを用いるのが一般的になりつつあります。 イエベ用、ブルベ用でシェーディングカラーが2種類出ているブランドも多いのですが、パーソナルカラーに関わらずブルベ用を選ぶとよさそうです。
こちらはブラウン系のシェーディングパウダーをフェイスラインに塗ったメイクの仕上がり。引き締め効果はばっちりです! 肌色の延長で使えるので、フェイスラインはもちろん、鼻周りなどにも使いやすいです。ただ、さじ加減次第では「横顔が茶色い!?️」と、ギョッとする場合も。
こちらは、グレージュのシェーディングをフェイスラインに塗ったメイクの仕上がり。肌とシェーディング箇所との境目が自然なので、「シェーディングしました」感がなく、すっきりとして透明感のある印象に。
グレーシェードはまずはフェイスラインに取り入れてみよう
フェイスラインの骨に沿って塗る グレージュのシェーディングカラーをブラシに取り、フェイスラインの骨に沿って塗る。エラとあご先には塗らないで。クリームタイプを使う場合は同範囲に直塗りし、その場でしっかりなじませる。 シェーディングは、額や眉頭、鼻先のくぼみに塗るのもおすすめ! ただ、顔の中心にグレージュ系のシェードを塗るのはハードルが高いという方は、フェイスラインから始めてみるとよさそうです。 ちなみに、少しモーヴがかったグレージュもおすすめ! こちらはほんのり血色感もプラスできるので、さりげない引き締め効果と透明感のある仕上がりが叶いますよ。
撮影/榊原裕一(人物)、河野 望(静物) ヘア&メイク/長井かおり スタイリスト/程野祐子 モデル/鈴木美季 構成・文/村花杏子
長井 かおり