写真：Car Watch

　フォルクスワーゲン グループ ジャパンは4月25日、「ポロ GTI」の誕生25周年を記念した限定車「ポロ GTI Edition 25（エディション トゥエンティーファイブ）」を発売した。全世界2500台限定のうち日本では227台が用意され、価格は486万5000円。 【画像】Edition 25ではブラックの18インチアルミホイール（215/40R18）や“Sport Select”シャシー付スポーツパフォーマンスキットを標準装備 「GTI」の称号はフォルクスワーゲンのスポーツモデルに与えられ、その起源は1976年に登場した初代「ゴルフ GTI」に始まる。ポロに“GTI”の称号が与えられたのは1998年のことで、第3世代のポロをベースとする最初のポロ GTIは2000年から日本にも本格導入され、92kW（125PS）を発生する直列4気筒DOHC1.6リッターエンジンにより205km/hの最高速を誇った。 　以来、2005年には110kW（150PS）の直列4気筒1.8リッターターボエンジンを搭載する第2世代、2010年には132kW（179PS）の1.4リッター TSIエンジンと7速DSGを組み合わせた第3世代、2018年には147kW（200PS）の2.0リッター TSIエンジンを採用した第4世代がそれぞれ日本に上陸している。 　現在販売されているポロ GTIは第4世代を大幅に改良し2022年に登場。2.0リッター TSIエンジンの最高出力は152kW（207PS）に向上し、0-100km/h加速は6.5秒（欧州測定値）を記録。これをベースに、ポロ GTIの誕生25周年を記念して、2023年にドイツをはじめとするヨーロッパで導入されたのがEdition 25となる。 　Edition 25のエクステリアでは、18インチアルミホイールやルーフ、ドアミラーをブラックとし、スポーティさを際だたせた。インテリアではEdition 25専用のスポーツレザーシートやレザーマルチファンクションステアリングホイールに、GTIを象徴するレッドのアクセントを施すことで個性的な空間に仕上げるとともに、限定生産車であることを示す“One of 2500”が記されたドアシルプレートも装備される。 　また、ノーマルモデルで人気を博すオプションの“Sport Select”シャシー付スポーツパフォーマンスキットを標準装備。スポーツモードとノーマルモードの切り替えが可能なアクティブダンパーにより、ダイナミックな走りと快適な乗り心地を両立するという。また、通常はオプション設定の純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”も標準装備されるなど、魅力的なモデルに仕上げられている。