進化する「AI審判」に「人間審判」はもう限界?社会学者「最後に責任を取るのは人間しかできない」その存在価値は
■なくならない「人間審判」の役割は「責任を取ること」
AIと人間が住み分ける未来も考えられる中、「AI審判のレベルが上がるなかで、人間にできるのは『責任を取ること』だ」と断言する。「人間の耳にAIが『たぶんストライクだ』と言って、人間もそう思えば、ストライクと判断する。間違えていれば、人間の責任で『ボール』と言う。最終的な責任は人間が取らないと、誰も納得できない」と、人間審判の意義を伝えた。 そのうえで「あらゆる技術は30年ぐらいたつと当たり前になる。映画も『映像に残すなんて人倫にもとる』と言われたが、今は普通になっている。技術も慣れれば受容するようになる。30年後の野球は、今の私たちと同じ感覚ではない。『良くも悪くも変わるものだ』という視点が重要だ」と強調した。 (『ABEMA Prime』より)