米住宅ローン金利が再び7%台、住宅購入申請が2月以来の大幅減
(ブルームバーグ): 米住宅ローン金利は先週、1カ月ぶりに7%を超えた。一方、住宅購入申請件数は2月中旬以来の大幅減少となった。
全米抵当貸付銀行協会(MBA)が10日発表したデータによると、4月5日終了週の30年固定住宅ローンの契約金利は10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、7.01%となった。住宅購入申請指数は4.7%低下し、1カ月ぶりの低水準となった。
一部のエコノミストは、住宅ローン金利が2022年初頭の2倍になっていることに慣れが見られつつあると指摘しており、住宅販売には少し勢いも出てきている。
住宅購入のためのローン申請件数は減少したものの、購入と借り換えの両方を対象とする全体の住宅ローン申請指数は借換件数の急増によりわずかながら上昇した。借り換え指数は2月上旬以来の高水準。
MBAの調査は1990年から毎週実施されており、モーゲージ・バンカーや商業銀行などが回答。全米の住宅ローン申請件数の75%余りをカバーしている。
原題:US Mortgage Rates Top 7% Again, Weakening Demand for Homes(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Michael Sasso