深刻化する“オーバーツーリズム" 富士山・京都市・鎌倉市の対策は?
■そもそもオーバーツーリズムの判断基準とは?
山崎アナウンサー 「オーバーツーリズムの問題に詳しい文教大学国際観光学科の専任講師・中井治郎さんは、そもそもオーバーツーリズムかどうかの判断基準は、観光客が訪れることで『地元住民の利益になるか、ならないか』で判断するべきだとしています」 「その上で、観光客が多すぎて住民が利益にならないと感じたら、住民と話し合って必要な対策を講じることが重要だと話しています。ただ、観光する側としても配慮ある行動が必要です」 陣内貴美子キャスター 「訪れる側も、地元の人が来てくれてよかった、また来てほしいと思うような、ちょっとした心遣い、例えば大声を出さないとか、ゴミを持ち帰るといったことで、お互いがいい時間になるといいなと思います」 山崎アナウンサー 「中井先生も、観光する側としては、にぎわう場所を訪れる際に、大きな荷物はホテルやロッカーに預けてくるなど、住民や他の観光客の迷惑にならないような行動を心がけてほしいと話していました」