児童相談所が不登校に賛成した理由とは? 小1を恐怖させた体罰教室(リホさん第1話)
現在学校の先生をしているリホさんですが、実は元不登校児です。リホさんが学校に行けなくなった理由は、教師による体罰でした。 漫画「小1を恐怖させた体罰教室」をまとめて読む 漫画家のおがたちえさんが、不登校サバイバー親子を取材。臨床心理士の橋本紋加さんによる解説とともに、体験談を連載漫画でお届けします。(毎週水曜更新)
リホさんのお母さんは児童相談所に相談。「無理に教室に戻らなくていい」の一言を受け、お母さんはリホさんを見守ることに。
臨床心理士・橋本紋加先生のコメント
体罰が当たり前なんてところに行きたくない、というのは当然の感情に思います。しかし、何が当たり前かは時代によって変わってきます。 当たり前から外れるのはいつの時代も辛く苦しいものです。リホさんもお母さまも「学校に行かないほうがよい」ということはわかっていても、その選択をするのはとても勇気がいることだったと思います。その選択ができたのは、リホさん自身やお母さま、ここでは児童相談所の方など周囲の方の協力体制からなる安心な環境があってのことです。 まずは本人にとって安心な環境を作り、今後どうしたら本人にとっていいかをそこを足場にして考えていくのがいいかもしれませんね。
おがたちえ(漫画家),橋本紋加(臨床心理士・公認心理師)