鹿島暫定2位浮上 札幌に3―0で完勝、5月リーグ戦5勝1分け…ポポヴィッチ監督「強度で相手上回った」
◆明治安田J1リーグ▽第16節 札幌0―3鹿島(25日・札幌ドーム) 鹿島は札幌を3―0で一蹴し、暫定2位に浮上した。首位の町田とは勝ち点差で並んだ。5月のリーグ戦は5勝1分けと無敗で終えた。 * * * 前半40分、左に流れた右MF師岡柊生が起点となり、右から走り込んだMF名古新太郎が決めて先制に成功。後半10分にはDF関川郁万のロングフィードを相手GKが前に出てクリアしたが、ゴール中央でボールを拾った名古がロングシュートを決めた。名古は今季ゴール数を4とし、自己最多を更新した。 後半42分には、再三のチャンスクリエイトでゴールに迫っていたFWチャブリッチが、MF樋口雄太の右CKをニアで合わせて試合を決定づけた。守備でも危ない場面はほとんどなく、リーグ戦2試合連続のクリーンシート。ルヴァン杯から中2日で行われた敵地での一戦で、勝ち点3をもぎ取った。 ポポヴィッチ監督は「我々が少しでも気を抜いたら、主導権を握られる試合だったと思う。ただ選手はしっかりとコントロールし、強度で相手を上回り、冷静にいい判断をすることを焦らずにやってくれた。相手も球際は強くきていたが、ひるまずに戦うことが勝利をもぎ取る上で大事だと考えていた。そこで上回ることができた」と手応えを示した。
報知新聞社