まごうことなきラグジュアリーバン 全席で快適な乗り心地「レクサス LM」のファーストチェック&レポート!
レクサスLMは十分なスペースと快適性を備えた人目を引くバンだ。車輪のついたラグジュアリーラウンジのファーストチェック!
なんという車だろう!全長5.13メートル、全幅1.89メートル、全高1.94メートルという超大型車でありながら、そのデザインは非常に異彩を放っている。グリルは壮観だが、その後ろにある箱型の形状はそうでもない。
どんな車?「レクサスLM」は、6+1シーター(2列目に2つの独立シート、3列目に2+1ベンチシート)と4シーターの2つのバリエーションが用意されたラグジュアリーバンである。
スタイリッシュな移動空間
フロントの仕事場はすでに愛情たっぷりの内装が施されているが、ハイライトはもちろんその後ろのコンパートメントだ。我々が試乗した4シーターの「ラグジュアリー」バージョンでは、電動ウィンドウ付きのパーティションの後ろに2つのシートがあるだけだ。だが、「シート」という言葉は、2つの豪華なファーストクラスのアームチェアを不完全にしか表現していない。超快適で、リクライニング位置まで無数に調整でき、もちろんマッサージ機能もある。 エンターテイメント用の48インチスクリーン、シャンパンなどの冷却コンパートメント、そして上質な素材を使った精巧で細部まで丁寧な仕上げも、選ばれた2人の主賓の幸福に貢献している。
ハイブリッド駆動で250馬力を発揮
レクサスLMは、トヨタ「TNGA-K」プラットフォームをベースにしている。最も近い親戚は、日本で高い人気を誇るバン、「トヨタ アルファード」だ。トヨタらしい、つまりレクサスらしいハイブリッドシステムが駆動を担う。
自然吸気の2.5リッター4気筒ガソリンエンジン、フロントとリアに電動モーター、そして従来通り無段変速機を搭載し、システム出力は250馬力。これにより、最高速度190km/h、0-100km/h加速8.7秒を実現している。
スポーツ性はLMのものではない
しかし、そのようなスポーツ走行がLMの目的ではない。LMの存在意義はもちろん、後席の乗員を可能な限り快適に運ぶことにある。
しかし、それも可能だ。市街地での渋滞や空港までの給油、つまり適度な速度での移動でも、車内は静かで落ち着きがある。レクサスは深くリラックスした態度で近隣を快適に巡航し、無関心なステアリングはドライバーの興味をわずかに引くだけだ。ハイブリッド車にありがちなことだが、ペースを上げると様相は一変する。例えば高速道路では、4気筒エンジンはピチピチと緊張した音を立てる。