国立天文台・渡部潤一さん著書「賢治と『星』を見る」 高校向け推薦本に
全国学校図書館協議会の第57回夏休みの本(緑陰図書)に、高校向けの推薦本として、会津若松市出身で国立天文台上席教授の渡部潤一さんの著書「賢治と『星』を見る」(NHK出版、1815円)が選定された。 同書は、詩人・童話作家の宮沢賢治の人生と星々や星座が登場する「銀河鉄道の夜」の作品世界を、賢治ファンの渡部さんがたどる内容。前半は賢治の人生を資料を基に追いかけ、後半は「銀河鉄道―」全編を読み解く。 夏休みの本(緑陰図書)は、長期休暇だからこそ読める長編や手軽な短編、夏の季節に合った作品などを小学校の低・中・高学年、中学、高校向けに計40冊を毎年選定している。
福島民友新聞社