スリランカ青年との暮らしを守るため、シングルマザーは…劇団民藝「やさしい猫」初日が延期へ
去る2月3日に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで開幕を予定していた劇団民藝「やさしい猫」の初日が延期となり、8日に開幕することになった。 【舞台写真】劇団民藝「やさしい猫」舞台稽古より。 本公演は中島京子の小説「やさしい猫」を小池倫代の脚本、丹野郁弓の演出で舞台化するもの。このたび、公演関係者に体調不良が認められたため、7日までの公演が中止となった。一部公演中止に伴い、9日13:30開演回と10日18:30開演回の追加公演が決定。観劇日振替とチケット料金の払い戻しについては劇団の公式サイトで確認しよう。 スリランカ青年の恋人・クマラと暮らすつもりでいたシングルマザーのミユキ。しかし、在留資格手続きにおける理不尽な警察と出入国在留管理局の対応により、クマラは収監されてしまう。ミユキは娘のマヤらと共に、当たり前の幸せを求めて闘うことを決意し……。出演者にはミユキ役の森田咲子、マヤ役の井上晶、クマラ役の橋本潤のほか、一之瀬朝登、船坂博子、神敏将らが名を連ねた。公演は2月8日から11日まで。 ■ 劇団民藝「やさしい猫」 2024年2月3日(土)~11日(日・祝) 東京都 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA 原作:中島京子「やさしい猫」(中央公論新社) 脚本:小池倫代 演出:丹野郁弓 □ キャスト ミユキ:森田咲子 マヤ:井上晶 マヤの子供時代:漆畑有里菜、佐々木咲華 クマラ:橋本潤 ナオキ:一之瀬朝登 ナオキの子供時代:上野黎也、関大輝 マツコ:船坂博子 恵耕一郎:神敏将 上原:いまむら小穂 ペレラ:佐々木梅治 ウラベ:河野しずか 裁判長(声):前田真里衣 特別審理官:大野裕生 タナベ:野田香保里 警官A:保坂剛大 警官B:花城大恵 通訳:望月ゆかり 入管職員:保坂剛大 ※2月3日から7日までの公演は公演関係者の体調不良により中止になりました。