アンチェロッティの下で完成したパーフェクトMF 何でもこなせるバルベルデの強み「選択肢が増えた」
ウイングやサイドバックもこなした経験が活きている
ウルグアイ代表ではリーダーとなり、レアル・マドリードでも中盤のポジションを確保しているフェデリコ・バルベルデは、弱点の少ないパーフェクトなインサイドハーフになりつつある。 バルベルデの素質はもちろん、指揮官カルロ・アンチェロッティの手腕によるところも大きいだろう。バルベルデは中盤を本職とする選手だが、アンチェロッティはバルベルデを右ウイングやサイドバックで起用するなど、さまざまなポジションにトライさせてきた。 スペイン『MARCA』によると、バルベルデはそのおかげで出来るプレイが増えたと語っている。その経験値を今は本職の中盤で活かせており、攻守両面で完成度の高いMFへと成長した。 「僕はこれまでずっと中盤でプレイしてきたけど、さまざまなポジションをこなしてきたことで選択肢が増えたと思う。何でも喜んでやるという僕の性格もあるかな。ウイングとしてプレイする場合はボックスに近いこともあって攻撃に貢献しやすくなるけど、中盤が僕にとって最も楽しいポジションなんだ。毎試合楽しんでいるよ」 10日にはスペイン・スーパー杯準決勝でアトレティコ・マドリードと延長戦の激闘を演じ、5-3で勝利を収めた。バルベルデはこのゲームにも112分間出場しており、絶対欠かせない戦力となっている。
構成/ザ・ワールド編集部