暖房によって高くなりがちな「冬の電気代」。どうすれば節約できる? おすすめの暖房器具も教えて!
夏と冬はエアコンを多く使用する家庭が多く、特に電気代が高くなる時期です。冬の暖房は外気温との差が大きいことから、電気代がかなり高くなってしまいます。そのため、できるだけ電気代を節約したい家庭も多いのではないでしょうか。 そこで、本記事では冬の電気代の節約方法や、おすすめの暖房器具について解説します。 ▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算
冬の平均電気代(2人以上の世帯)は約1万6000円
厚生労働省の「家計調査 家計収支編(二人以上の世帯)」を見ると、冬の平均電気代は2022年12月分が1万2514円、2023年の1月分1万7190円、2月分1万8750円、3月分1万7228円でした。12~3月までの電気代の平均を算出すると、約1万6421円となっています。
冬の電気代を節約するには
次に、冬の電気代の節約方法を解説します。 ・エアコンは頻繁にオンオフしない エアコンを頻繁にオンオフすることで電力がかかるため、部屋が暖まったからとオフにするのではなく、自動調節機能を利用するのがおすすめです。自動調整機能であれば、部屋の温度の状況に合わせて自動的に調整できます。 ・カーテンを厚手のものにする 窓は室内の暖かい空気を逃がしてしまうため、厚手のカーテンにすることでそれを軽減します。日中はカーテンを閉めたくないという場合は、夜だけでもカーテンで保温効果を高めましょう。 ・断熱マットを利用する 暖かい空気は床付近に流れていくため、暖気が床に逃げてしまわないように断熱マットを敷いておくのもひとつの方法です。また、同時にサーキュレーターなどを併用し、暖かい空気を循環させることで室内全体が暖まります。
節約したいときにおすすめの暖房器具
電気代をできるだけ節約しながらも、効率的に暖まれる暖房器具を紹介します。エコ機能がついている暖房器具を使用すれば、電気代の節約も可能です。 ・電気ひざかけ 種類にもよりますが、ひざかけは低価格で購入できるものも少なくありません。また、電気ひざかけもあり、1時間当たりの電気代はわずか2円前後です。エアコンの暖房をつけるほど寒くないとき、暖房の温度設定を低くして節約したいときなどに気軽に暖かさを確保できます。 ・オイルヒーター オイルヒーターは、部屋全体を適度に暖めたいときに向いている暖房器具です。エアコンの暖房は空気が乾燥しますが、オイルヒーターは空気が乾燥しにくいのが特徴となっています。電気代は20度に設定し、10畳のリビングで使用した場合で1時間当たり約15円です。 ・電気ストーブ 電気ストーブの電気代は弱で1時間当たり14~25円前後、強で30~40円前後です。電気ストーブはハロゲンヒーターとカーボンヒーターの2種類があり、一般的にカーボンヒーターのほうが電気代は安くなっています。
寒さや状況に合わせて暖房器具の使い分けをするのがおすすめ
冬の電気代は暖房費が高くなる傾向があり、夏場と比較して7000円前後高くなっています。電気代を節約する方法として、厚手のカーテンやエコ機能がついている暖房器具を使用するのもひとつの方法です。 例えば、エアコンをつけるほど寒くないときは電気ひざかけを使用すれば電気代は安くて済みます。また、短時間使用したいときは電気ストーブが便利です。そのときの寒さによって、うまく暖房器具を使い分けましょう。 出典 厚生労働省 家計調査 家計収支編 (二人以上の世帯) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部