舘ひろしさん富山県氷見市で炊き出し 「元気届けたい」
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能登半島地震の被災地を元気づけようと、俳優の舘ひろしさんや笹野高史さんらが24日、富山県の氷見市漁業文化交流センターで「元気食堂」と題した炊き出しを行い、市民らに笑顔が広がった。 舘さんは昨年11~12月、同市や石川県輪島市などで映画を撮影し、その恩返しに炊き出しを企画。19日から氷見市に滞在して仕込みなどを進め、21~23日に輪島市で提供した。笹野さんは企画に賛同して協力したほか、芸能事務所「舘プロ」所属の俳優、池田努さんや増本尚さんも参加した。 炊き出しの最終日となったこの日は、焼きそばや氷見牛を使ったハヤシライス、野菜スープ、おでん、ぜんざいを計約700食用意した。舘さんの「皆さんに元気を届けられたら幸いです」とのかけ声で提供がスタートし、市民らがおいしそうに味わった。 舘さんらは焼きそばを作ったり写真撮影に応じたりして交流した。氷見市栄町で自宅が全壊した女性(68)は「元気が出て頑張ろうという気持ちになった」と喜んだ。