私たちは「優れた労働者」でなくてはならないのか?...芥川賞『バリ山行』、映画『PERFECT DAYS』から見える「ふつうの暮らし」の美学
青田麻未(Mami Aota) 群馬県立女子大学文学部専任講師。博士(文学)。東京大学大学院人文社会系研究科単位取得退学。日本学術振興会特別研究員PD(成城大学)を経て、現職。専門は環境美学・日常美学で、私たちの暮らしのなかでの感性のはたらきについて哲学的な探究を行っている。 主な著作に『環境を批評する 英米系環境美学の展開』(春風社、2020年)、『「ふつうの暮らし」を美学する 家から考える「日常美学」入門』(光文社新書、2024年)がある。「居住者と旅行者の美的経験における差異と交流――地域芸術祭を事例として」にて、サントリー文化財団2016年度「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」に採択。
青田麻未(群馬県立女子大学文学部専任講師)