【別府競輪(モーニング)FⅡ】先行一車の一般戦で辛勝だった高橋優斗「ラインで決まったけど」課題は線の細さ
<27日・別府競輪・2日目> 2日目の2R一般戦は、地元の高橋優斗が逃げ切り勝ち。人気を裏切った予選の雪辱を果たした。とはいえ先行一車のマイペースで、是永幸寛に詰め寄られたのはいただけない。「1周くらい駆けてラインで決まったのは良かったけど、残り30メートルから力強く踏めない」 前回までの近5場所(15走)は、11回のバック奪取に成功して9度の確定板。しかし1着はゼロと極端な成績が残っている。「脚質的に最後が甘くなる」という根本の要因は、70キロにも満たない軽量の影響が大きい。「体重が軽いから、トップスピードまで上げるのに力を使う。だからニュートラルに入れてからもきつい」 これまでも線の細さを補う改善を行ってきたが、デビュー当時から1、2キロしか体重が増えない。「(師匠で高校の同級生の)阿部将大みたいに踏めるようになりたい」。身近でありながら遠くて大きい目標に近づくため、練習以外の努力にも一層のエネルギーを注ぐ。