「パンに虫が」「変な味がする」 山崎製パン元社員が重大証言、クレーム対応の“マル秘テクニック”は「客を装っての“ダマでの買い取り”」
「初動対応の範囲で全部買えるのなら……」
こうした「通常の対応方法」ではない対処について、山崎製パンの広報部門担当者は「週刊新潮」の取材に対し、こう苦しい弁明をした。 「ダマでの買い取りという言葉は本社では聞いたことがありません。ただ、製品に不具合があるといった情報が寄せられた場合、初動対応として製品をすぐ買いに行く。初動対応の範囲で全部買えるのなら、結果的にそうなることもあると思います」 これでは、商品に問題が確認されても、バレさえしなければ公表する必要はないと言っているに等しいように思えるが……。 有料記事【「パンに虫が」「変な味がする」 異物混入を公表せずに納める“悪知恵”を山崎製パン元社員が証言 現場では“中抜き”“送り込み”などの手法が蔓延か】と「週刊新潮」(4月18日発売号)では、これ以外にも関係者の間で「中抜き」「送り込み」と呼ばれている山崎製パンの“問題行為”を含め、食品を扱う同社の憂慮すべき実態を詳しくレポートしている。
「週刊新潮」2024年4月25日号 掲載
新潮社