ダブル連結トラック運転講習
愛知・豊川の「日本トレクス」
トレーラー製造で国内トップシェアの輸送用機器製造「日本トレクス」(愛知県豊川市伊奈町)は、輸送効率が高いダブル連結トラックのドライビングスクールを10月1日に開校する。 物流の2024年問題の解決に向けて、輸送量が従来に比べ1・5~2倍になるダブル連結トラックが注目されている。運転するためには、免許保持や経験年数に加え、乗車講習を受ける義務がある。取引先からスクールをやってほしいとの声が多くあったことから開校を決めた。同社ではすでに4月からトレーラーのスクールをしており、これに新たなコースとして加える。 スクール会場は、豊橋市神野新田町の「とよはし産業人材育成センター」。基礎知識を身につける講義を受けるほか、右左折時の車両感覚の習得、バックの操作などを学ぶ。同社はトレーラー講習も含めて週一度のペースで開きたいとする。費用は1日で税込み19万8000円。 ダブル連結トラックは現在、国内で約250台が稼働する。さまざまな課題があるものの今後、普及が見込まれる。 高崎文弘社長は「製造メーカーとして、運送会社の支援になればとスクール開校を決めました。多くのお客さまに利用してもらいたい」と話した。問い合わせは、日本トレクス(050・3367・7448)へ。【竹下貴信】