松本まりか怪演『カテコワ』は3位!今「見逃し配信」で見られている人気ドラマランキング!
2024年の夏ドラマもいよいよ大詰め。『笑うマトリョーシカ』(TBS)を皮切りに、続々と最終回へと向かっている。 ここで、無料見逃し配信サービス「TVer」で反響があった作品はどのドラマだったのか、振り返ってみよう。
ドラマファンには必須、右肩上がりで成長をしているTVer
その前に、改めてTVerについて説明しておきたい。「無料見逃し配信といえばTVer」として定着している同サービスは、今年8月の月間の利用ユーザー数が4100万MUB(月間ユニークブラウザ数)、月間の動画再生数は7.9億回にのぼり、いずれも過去最高記録を更新。右肩上がりで成長を続けている。 その成長を支えているメインコンテンツは、ほかならぬドラマだろう。2024年1月~3月期のTVer総合番組再生数ランキングのトップ5がすべてドラマであったこと、加えてトップ20の8割以上(17作品)がドラマで占められていたことからも、このことは明らかだ。 各作品のTVerにおける再生回数は原則として非公表で、新記録を打ち立てた際に局側が発表するか、各期ごとの再生数ランキングをTVerが発表した際にしか基本的に明らかにならない。 そこで、番組人気を測る指標のひとつとなっている「お気に入り登録」機能に着目。お気に入り登録者数が多いからといって、必ずしも再生回数がそれに比例するわけではないが、放送中にどれだけお気に入り登録者数が増えたかは、その作品に対する評価や人気がある程度は反映されているのではないだろうか。 そこで、9月18日12時時点でのお気に入り登録者数を、ドラマ放送前の6月22日0時時点と比較し、どれだけ増加したかをランキング化してみた(トップ10一覧は記事最後に掲載)。なお、最終回を迎えると登録解除が増える傾向にあることもあり、9月18日12時時点で減少している場合、その作品においてもっとも多かったときの数字を採用する。
日テレは春に続いて不振…『降り積もれ』はギリギリ10位
お気に入り登録者数「増加数」ランキングでトップ10にもっともランクインした局は、フジテレビとTBSで3作。それに続くのがテレビ朝日の2作、テレビ東京、日本テレビが1作ずつとなった。 そのうち、ギリギリ10位となったのは日テレの『降り積もれ孤独な死よ』(+61.1万)。 前期の春ドラマは、石原さとみ主演の『Destiny』(テレビ朝日)、長谷川博己主演の『アンチヒーロー』(TBS)が1位、2位となるなど考察要素のある作品が人気だったが、『降り積もれ』は今期もっとも考察しがいのあったであろうサスペンス作品だったものの、やや空振り気味に。 成田凌、吉川愛らの演技や、映画のような絵づくりなどは好評だったが、視聴率ともに伸び悩んだ格好だ。 日テレは『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』が増加数15位(+50.4万)、『マル秘の密子さん』が17位(+32.8万)で、春ドラマに続いて配信での不振が目立っている。