兵庫知事パワハラ、42%見聞き アンケート追加集計、新証言も
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が実施した県職員アンケートの未集計分がまとまり、斎藤氏の「パワハラ」を見聞きしたとする回答が、既に公表された中間報告分から4ポイント増え全体で約42%に上ったことが4日、関係者への取材で分かった。「叱責」について新たな証言も寄せられた。 【写真】兵庫県政混乱の責任を取り、辞職を表明した片山安孝副知事 7月
アンケートは全職員約9700人を対象に実施し、文書に挙げられた疑惑7項目への認識などを尋ねた。 未集計分は同月5~14日に集まった約2千件で、パワハラを目撃などで「実際に知っている」とした人が3.4%(71人)、「知っている人から聞いた」が15.1%(316人)、「人づてに聞いた」が31.7%(665人)となり、合わせて50.2%(1052人)となった。 自由記述で、ある職員は、会議が開かれたホテルで斎藤氏が事前申込制の夕食を直前になって希望し、職員が断られたと伝えると「俺は知事だぞ」と激怒したと証言。別の職員は、出張先で撮影した自分の写真の写りが悪いと怒鳴ったと聞いたと回答した。