【サッカー日本代表・板倉 滉 独占密着インタビュー】「最滉祭」in長野を開催。オフ返上で社会貢献活動"KCP"を展開!!
■板倉専属シェフによるプロデュース弁当は瞬く間に完売! 和食の素晴らしさを広め、開催地の地元食材の伝播に努めるのもKCPの大きなテーマ。今回もまた、板倉の専属シェフである池田晃太氏監修のもと、長野県の特産品であるきのこを使った『骨太弁当』が当日限定で販売、あっという間に売り切れとなった。 「長野県はきのこの生産が盛んだということで、地元の飲食店さんとのコラボで炊き込みご飯を作ってもらいました。きのこは食物繊維やビタミン、ミネラルが多いし、カルシウムやたんぱく質が豊富なしらすと組み合わせると骨を強くできるってことで『骨太弁当』という名前にしました」 「前回の金沢でも、僕が試合前に食べるようなメニューを地元の食材で再現したオリジナル弁当がおかげさまで好評だったから、今回もまた池田さん監修でやりたいなって。お昼休憩の時に僕も食べましたけど、すごくおいしかった。200食が即完売だったと聞いたので、今後も全国各地で地元飲食店とのコラボ企画"板倉弁当"は続けていくつもりです」 回を重ねるごとにスケールアップしているKCPのイベント。世界を相手に戦う現役の日本代表選手が同じ目線に立ち、一緒になって楽しむ。子供たちの目の輝き、親が感嘆する姿がなんともほほえましい。今後は、どのようなビジョンを描いているのだろう。 「これまでの神奈川、宮城、石川、そして長野と、行く先々でいろんな子供たちと出会ってきて、やっぱりかわいいなと。自分は子供が好きなんですよね。一緒にサッカーしてて心底楽しい。無邪気にサッカーに熱中する子たちとじかに接する機会なんて滅多にないことだから、新鮮な気持ちにもなれます」 「短い時間ではあるけれど、子供たちには僕と一緒に過ごす時間でなにか感じてもらえたらうれしいです......。と、言いながら、僕の方が毎回子どもたちからエネルギーをガッツリもらっているんですが(笑)。この長野でも元気をもらえたので、そろそろ次のシーズンに向けて準備を始めようと思います」 「KCPのイベントは社会貢献活動ですから、そこはぶれることなく、よりいっそうバージョンアップさせていきたいですね。とにかく、子どもたちには笑顔を、日本の各地域には食を通じて活性化をもたらすべく、また新しいアイデアをじっくりと考えていきたいです」 構成・文/高橋史門 撮影/山上徳幸