橋下徹氏 斎藤元彦兵庫県知事は「今すぐ辞めるべき!」 パワハラ、おねだりよりも問題なのは 「ネタバレMTG」で力説
元大阪府知事の橋下徹弁護士が24日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」に出演。疑惑告発文書問題の斎藤元彦兵庫県知事について「今すぐ辞めるべき!」と断言。ただ「今取り上げられてるパワハラ問題やおねだり問題、これ知事を辞めるほどの事実じゃないんですよ」と続けた。 橋下氏は「斎藤さんが辞めない理由はここにあって、斎藤さんと斎藤さんを応援したのは維新の会なんですけれども、斎藤さんと維新は百条委員会どんどんやれ、と。事実は出てくるけれども、多分辞める事実は出てこないと斎藤さんと維新はそういうふうに踏んでるんです」と解説した。 職員の証言が次々と出ているパワハラについては、おそらく行き過ぎた注意や厳しい注意の範疇で「もしそれが事実だったとしても反省をして、『以後、注意します』っていうところで収まる」。視察の際のおねだりについても、受け取ってその人に便宜を図るのは贈収賄になるが、「全国の9割9分の知事が特産品みんなもらってます」と言い切った。 問題は別のところにあるという橋下氏は「最初に告発、怪文書みたいなのが出た時に、外部に調査を委ねなきゃいけないのに、斎藤さん初動を誤っていきなり『嘘八百』とか『事実無根』って言って、この告発をつぶしたっていうところが本当は大きな大きな権力の乱用で、こっちが問題なんですよ」と力説。 MCの今田耕司が「知事を辞めさすことっていうのはできないんですか?外部から」と聞かれると、橋下氏は原則は知事が辞めると言わないかぎり辞められないとした上で、議会が不信任決議を出すことは可能だと解説。兵庫県議会の4分の3以上が賛成すれば不信任決議を出すことができ、不信任になった知事には素直に辞めるか、議会を解散するという2つの選択肢がある。選挙で改めて議員を決めるが「この不信任決議を出した側が過半数を取ってもう一度不信任決議出せば、知事は自動的に辞めなきゃいけない」と説明。 「だから兵庫県議会ね、実は維新が腹くくって不信任決議やるとなったらなるんですよ。ところが維新は自分たちが応援した知事でもあるし、百条委員会で出てくる事実はおねだりとかパワハラぐらいで辞めるほどでもないって、みんなそういうふうに思ってるから、ちょっとピントずれてるんですよ」と歯がゆそうに話した。