会場が騒然!? 2023年ドラフトのサプライズ指名6人
ワォーターズ璃海ジュエル
・ポジション:内野手 ・投打:右投右打 ・生年月日:2005年10月14日 ・経歴:日本ウェルネス沖縄 東北楽天ゴールデンイーグルスからドラフト4位指名を受けたワォーターズ璃海ジュエル。2018年創部の日本ウェルネス沖縄で初のプロ野球選手となった。 日本ウェルネス沖縄では、1年秋から遊撃のレギュラーに定着。2年秋にはリードオフマンを担うなど、攻守でチームを牽引した。同秋には同校初の九州大会に出場し、ベスト8入りの原動力に。 3年春には、創部初となる沖縄県大会の優勝に大きく貢献した。同夏は好投手・東恩納蒼を擁する沖縄尚学に敗れて甲子園出場を逃したが、自身は打率.300(20打数6安打)と結果を残した。 アメリカ人の父と日本人の母を持ち、俊足と高い身体能力を誇るワォーターズ。ドラフト会議では、楽天から4位指名を受けてプロ入りを叶えた。 楽天では今季、村林一輝が正遊撃手として台頭したが、次世代のレギュラー候補と期待されている。高いポテンシャルを秘めるだけに、早期の一軍デビューが待ち望まれている。
谷口朝陽
・ポジション:投手/内野手 ・投打:右投右打 ・生年月日:2004年4月3日 ・経歴:広陵‐徳島インディゴソックス 埼玉西武ライオンズから育成2位指名を受けた谷口朝陽。最速153キロの本格派右腕として注目されていたが、西武は内野手として指名した。 広陵高時代は3年春にエースナンバーを背負ったが、同夏はメンバー外に。チームも広島県大会の3回戦で敗れるなど、高校時代は思うような成績を残せなかった。 高校卒業は四国アイランドリーグPlus・徳島インディゴソックスに進むと、高卒1年目からリーグ戦に登板。最速153キロを計測するなど光るものを見せたが、登板はわずか3試合にとどまった。 また、入団当初は二刀流に挑戦し、遊撃守備にも取り組んでいたものの、野手として公式戦に出場することはなかった。 そんな中、迎えたドラフト会議では西武が育成2位で野手として指名。ほとんど実績がない野手での指名となり、多くのファンを驚かせたが、抜群の身体能力と将来性を買われての指名となった。今後、どのような成長を遂げるか楽しみな存在だ。
ベースボールチャンネル編集部