会場が騒然!? 2023年ドラフトのサプライズ指名6人
横山聖哉
・ポジション:内野手 ・投打:右投左打 ・生年月日:2005年10月28日 ・経歴:上田西 一本釣りでドラフト会議を沸かせたのが、オリックス・バファローズから1位指名を受けた横山聖哉だ。 上田西では1年春からベンチ入りし、2年春に遊撃の定位置を掴んだ横山。今夏の長野県大会では「3番・遊撃」と攻守の中心を担い、打率.333(21打数7安打)、2本塁打をマーク。 また、投手としても140キロ超を計測するなど抜群の身体能力を示した横山は、チームの大黒柱として甲子園出場の立役者に。聖地では初戦敗退となったが、安打を放つなどプレーで光るものを見せた。 高校通算30本塁打の大型内野手として、上位指名候補に名前が挙げられていた横山。迎えたドラフト会議では、パ・リーグ3連覇中のオリックスから単独1位指名。多くの球団が重複指名となる中、華麗な1本釣りとなり会場を大きく沸かせた。 オリックスの遊撃手には高卒4年目の紅林弘太郎が定着しているが、現レギュラー陣を脅かす存在となるだろう。
椎葉剛
・ポジション:投手 ・投打:右投右打 ・生年月日:2002年3月18日 ・経歴:島原中央高‐ミキハウス‐徳島インディゴソックス 独立リーグ出身選手では、歴代最高順位に並ぶ2位指名を受けた椎葉剛。今年は椎葉をはじめ、独立リーグに所属する選手の支配下指名が目立つドラフトとなった。 島原中央高時代には、主に捕手としてプレーした椎葉。高校卒業後はミキハウスに進み、本格的に投手へ転向。しかし、目立つような結果を残すことができず、2023年から四国アイランドリーグPlus・徳島インディゴソックスに活躍の場を移した。 徳島では、開幕からリリーフとして台頭。6月に157キロを計測したことで、一躍注目の存在になった。さらに、9月には自己最速を更新する159キロを記録。 最終的に22試合に登板し3勝1セーブ、防御率2.31、奪三振率11.77の好成績を残し、ドラフト指名が期待された。 迎えたドラフト会議では、阪神タイガースから2位指名。即戦力の中継ぎとして高い評価を得た。阪神では湯浅京己や石井大智など独立リーグ出身の選手が多く活躍しているだけに、彼らに続く活躍を見せたい。