次の台風に?9日(月)にも日本の南に「2つの熱帯低気圧」発生 すぐ南では“再び熱帯低気圧” 沖縄方面へ はるか南の熱帯低気圧は発達しながらゆっくり北上か 日本列島に影響の可能性は 気象庁・アメリカ・ヨーロッパ予想比較【14日までの雨・風シミュレーション】
■日本のすぐ南の低圧部が再び熱低へ 沖縄方面へ進む見込み 現在、日本の南の海上には2つの低圧部があります。一つは日本のすぐ南の海上に、もう一つは日本のはるか南東の海上にある低圧部です。 【画像で確認】次の台風に?日本の南に2つの熱帯低気圧 気象庁・アメリカ・ヨーロッパ予想比較&14日までの雨・風シミュレーション 9日(月)以降、この2つの低圧部は熱帯低気圧へと変わる予想です。現在よりも低気圧性の循環が多少明瞭になるのかもしれません。このうち日本のすぐ南の熱帯低気圧は6日(金)朝の時点では熱帯低気圧だったものの、その後低圧部になっていたので、再び熱帯低気圧に戻る見込みです。 【画像を確認】14日(土)までの雨・風シミュレーション 10日(火)あたりに沖縄方面へと進む予想ですが、気象庁の週間予報支援図をみると、その後もさほど発達することはなく不明瞭となるようです。 ■日本のはるか南にも熱帯低気圧発生へ 台風として日本周辺に北上予想も 現在、日本のはるか南にある雲のまとまりについて低圧部となっていますが、9日(月)以降の予想天気図では熱帯低気圧となっています。 この雲域について海外予報機関では熱帯じょう乱(熱帯低気圧または台風)に発達させて北上させる予想も出ています。 ■アメリカ海軍も監視対象 発達させながら日本周辺へ北上予想も アメリカ軍合同台風警報センター(JTWC) アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。 8日(日)夜の時点で、日本のはるか南の海上の雲域について「95W」と表示されオレンジ色の丸で囲まれています。日本のすぐ南の低圧部についても「94W」として黄色い丸で囲まれています。この2つの低圧部については雲域がJTWCの監視対象となっていることを意味しています。 JTWCでは定めた基準以上に発達する雲のまとまりができると、LOW(黄)→MEDIUM(オレンジ)→HIGH(赤)へとレベル分けして情報を発表します。赤色になると台風の発生時期に近づいた目安となります。それぞれの意味は以下の通りです。