タブロイド紙「名店シンブン」、2号発行 アーティストが毎号「カオス」を表現
藤沢駅前の商業ビル「フジサワ名店ビル」(藤沢市南藤沢)が12月13日、新聞型のタブロイド紙「名店シンブン」の第2号を発行し、市内の主要新聞へ折り込みを行うとともに、懸垂幕を刷新した。(湘南経済新聞) 【写真】ESOWさんが描いた名店ビルを抱える大きなオジサンのグラフィック フジサワ名店ビルは1965(昭和40)年創業の商業ビル。精肉店、鮮魚店、青果店、書店、喫茶店、総菜店など30店ほどが軒を連ねる「藤沢の台所」として古くから藤沢駅前の商業拠点として親しまれてきたが、建て替えに伴い2028年で営業終了することが発表されている。 同紙は、名店ビルにゆかりのあるアーティストや世界観を表現するクリエーターが1人1号を担当する連作企画として発行しており、1号は「ソラミミスト」としても知られるイラストレーターの安斎肇さんだった。今回のアーティストは、スケートボーダーでイラストレーター、グラフィティアーティストのESOWさん。名店ビルを抱える大きなオジサンを描いた。 その他の企画では、ビルを支える裏方にスポットを当てた「名店ジンブツ」や、ビルの知られざる秘密を紹介する「名店トリビア」、名店ビルのカオスなところにスポットを当てる「だから、名店ビル」など、連載形式で同ビルの魅力を再発見する。年3回の発行で、計9号の発行を予定している。 同紙はビル内にも配架するほか、近隣の飲食店などにも配布する。次回発行は来年4月を予定。
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