藤原紀香、篠田麻里子の「サムデイ」閉鎖の舞台裏 給与は20万円以上だが…
女優の藤原紀香(53)や篠田麻里子(38)らが所属する芸能事務所サムデイが閉鎖されることになった。閉鎖期日は調整中。複数の関係者が明かした。 【写真】藤原紀香 艶やかな着物姿 サムデイは1993年10月、設立された。藤原がフジテレビ系月9「ラブジェネレーション」(97年)などで注目され、フジ系「ナオミ」(99年)で初主演し、芸能界で存在感を示す事務所になった。過去には俳優の宇津井健さん(享年82)、女優の加藤あい(41)らが所属。スポーツ分野のマネジメントにも乗り出し、サッカー日本代表の山本昌邦ナショナルチームダイレクター、元日本代表MFで解説者の福西崇史氏らを担当している。他事務所幹部の話。 「近年は有能なマネジャーが断続的に退社し、人手不足でした。その一方で、幹部の顔ぶれは変わらない。幹部の一人が体調を崩したことも痛手だったと聞きました。どこの事務所も人手不足だけど、サムデイはそれが顕著で、会社として新陳代謝を図るどころではなかったそう。経営も振るわなかったようです」 同社は公式サイトで正社員、契約社員の求人情報を掲載している。募集職種はタレントのマネジャー、社内事務のデスクの2種で、給与は20万円以上。芸能事務所として平均的な待遇といえる。 同社に21~22日にかけて電話したが、対応はなかった。 芸能事務所の存亡をめぐっては、女優の吉岡里帆、松本まりからが所属していたエー・チームが4月、芸能業務を休業すると発表。会社自体は今も存続している。同社は人望のあった社長が2018年、死去して屋台骨を失ったことで経営が不安定になったとされた。 タレントが事務所から独立して個人事務所で活動することがトレンドにもなっている。既存の事務所は正念場だ。
東スポWEB