40代50代が備えておきたい「元気で歩ける高齢者になる」ための習慣4選|美ST
憧れは60代になっても70代になっても健やかで活動的な美ばあば!そのために40代50代の今始めるべきなのが、骨の健康を保つ「骨活」です。特に更年期以降の女性は骨粗鬆症(こつそしょうしょう)にかかるリスクが高くなり、場合によっては骨折して寝たきりになってしまうケースも。今回は骨粗鬆症の基礎知識と予防法を解説します。
1.骨粗鬆症とは
骨粗鬆症は骨がスカスカになってもろくなり、骨折しやすくなる骨の病気です。 50歳以上の女性のおよそ4人に1人が「骨粗鬆症」になるともいわれており、特に閉経後の女性は骨粗鬆症にかかるリスクが高いことが知られています。 【(1)骨粗鬆症の症状は?】 骨粗鬆症は徐々に進行していく病気であり、最初は自覚症状がありません。 進行して骨がもろくなると、少しぶつかった程度の軽い衝撃で骨折する場合があります。骨折して初めて骨粗鬆症だったと判明するケースも少なくありません。背骨や手首、大腿骨などは骨粗鬆症による骨折が生じやすい部位です。 また、若い頃より背が低くなったり、背中の曲がりが気になったりして骨粗鬆症に気づくケースも見られます。大腿骨などを骨折すると、寝たきりになってしまう場合もあるので注意が必要です。 骨粗鬆症は進行すると背中や腰に痛みが出ることがありますが、基本的には自覚症状の乏しい病気だといわれています。そのため、骨密度検査を定期的に受けて早期発見に努めることが大切です。 【(2)骨粗鬆症の原因は?】 骨粗鬆症は、体内で新たに骨組織が生まれる量よりも、骨が分解される量のほうが上回って骨の量が減ってしまうことで起こります。 具体的には加齢や薬の副作用、更年期以降の女性ホルモン「エストロゲン」の分泌低下などが骨粗鬆症の原因として挙げられます。 女性にとって特に見逃せないのが、このエストロゲンの影響といえます。エストロゲンは骨の生成と分解のバランスを保つ役割があるのですが、閉経後はエストロゲンが分泌されずに骨を作る働きが弱まり、骨密度の減少が起こるのです。 更年期以降に骨粗鬆症のリスクが高まることを十分に理解して、今すぐ対策を始めましょう!