全国高校駅伝 大分東明は10年連続男女アベック出場 総合力と結束力で都大路を疾走へ
この冬行われる全国大会に出場する大分東明高校の駅伝部は10年連続の男女アベック出場で、去年と比べて総合力が高まり、上位入賞を狙います。 【写真を見る】全国高校駅伝 大分東明は10年連続男女アベック出場 総合力と結束力で都大路を疾走へ ■上位10人の5000Mの平均タイムは約10秒短縮 今年も男女ともに都大路の舞台に挑む大分東明駅伝部。14年連続23回目の出場となる男子は部員28人の大所帯。上位10人の5000メートル平均タイムは去年より10秒ほど速くなり、総合力を高めています。 (岩尾春主将)「誰かがちょっと離れそうになったりしたら、背中を押してあげるとか全員でしっかり練習をこなして雰囲気を上げていくのが一番かなと思います」 暑さ対策として目標タイムを設定せずに臨んだ10月の県予選は安定したレース運びで優勝。さらに11月の九州大会では去年を大きく上回るタイムで5位に入り自信をつけました。 (駅伝部男子・奥村隆太監督)「はい、動かしてしっかり動かせ!そこはもう意地でも集団につかんと、意地でも!」 チームをけん引するのはアップダウンにも強く九州大会で6区2位の走りを見せた3年生の清田で、1年生の頃から都大路を走り経験豊富な選手です。 (3年生・清田知希選手)「疲れてきたときにしっかり我慢強く粘れるレースをして1秒でも速く1メートルでも長く走れるようにしっかり頑張っていきます。この3年間のすべてをぶつけてチームに貢献して、感謝の走りをしていきたい」 (駅伝部女子・藤井裕也監督)「もう3週間くらいしかないわけでしょう、だから1回1回の意味をちゃんと考えて取り組んで頑張っていくように」 一方、女子は10年連続12回目の全国大会。力のある選手は多いものの、ケガやコンディション不良で苦しんだこの1年を経て、結束力を高めています。 ■「目的をぶらさない」 (藤戸華主将)「ケガだったり状態だったりが1か月前にふさわしくない状態ではあるんですけど、そういうときこそ前を向いて当たり前のことを当たり前にするというのをみんなで大切にして目的をぶらさないというのを大事にしています」
九州大会ではキャプテンの藤戸が2区5位と奮闘するも12位と苦しい走りに。この流れを変えようと3年生が決意を新たに最後の都大路に挑みます。 (3年生・井心音選手)「支えてもらっている人たちにしっかり恩返しできる走りができるように自分もこのあと少しの時間を大切にして、都大路では良い結果を出せるようにしたいです」 全国高校駅伝は今年から地域代表枠を含む58チームが出場。強豪ひしめく大会で大分東明は男子は10位台、女子は20位台前半を目標に憧れの舞台でタスキを繋ぎます。
大分放送